天台宗にて食事前におとなえされる内容です。正式な斎食儀と、略食事作法とがあります。
斎食儀
食前
呪願 二丁 合掌
十方施主 罪障消除福寿増長 丁
唱念三宝 合掌
南無清浄法身毘盧遮那仏 丁
南無円満報身盧舎那仏 丁
南無千百億化身釈迦牟尼仏 丁
南無当来下生弥勒尊仏 丁
南無極楽世界阿弥陀仏 丁
南無十方一切常住仏 丁
南無大乗妙法蓮華経 丁
南無十方一切常住法 丁
南無文殊師利菩薩 丁
南無普賢菩薩 丁
南無観世音菩薩 丁
南無大勢至菩薩 丁
南無十方一切常住僧 丁
誦経 合掌
摩訶般若波羅密多心経(同)観自在菩薩・・・略・・・般若心経 丁
展鉢偈 合掌
若展鉢時 当願衆生
身心寂静 離諸麁暴 丁
受食偈 合掌
若得食時 当願衆生
為法供養 志存仏道 丁
供養偈 合掌
此食色香味 上献十方仏
中奉諸賢聖 下及六道品
等施無差別 随感皆飽満令諸施主得無量波羅蜜 丁
粥偈 合掌(少食のみに用います)
持戒清浄人所奉
恭敬随時以粥施
十利饒益於行者
色力寿楽詞清辯
宿食風除飢渇消
是名為薬仏所説
欲得人天長寿楽
応当以粥施衆僧 丁
五観 定印(経本は置く)
一には功の多少を計り彼の来処を量る
二には己が徳行の全闕多減を忖る
三には心を防ぎ過を離るゝこと三毒に過ぎず
四には正しく良薬を事として形苦を済うことを取る
五には道業を成ぜんが為なれば世報は意に非ず 丁
出生飯偈 合掌
汝等鬼神衆 我今施汝供
七粒遍十方 一切鬼神供 丁
正食偈 合掌
若飯食時 当願衆生
禅悦為食 法喜充満 二丁
小食の際には一句目を「若粥食時」に変える
誓願 合掌
一切の悪を断ぜんが為に
一切の善を修せんが為に
一切の生を度せんが為に
仏道に回向せんが為に
「いただきます」
食後
食訖偈 二丁 合掌
飯食已訖 当願衆生
所作皆弁 具諸仏法 二丁
小食の際には一句目を「若粥食時」に変える
「ごちそうさまでした」
略食事作法
食前観
われ今 幸いに
仏祖の加護と 衆生の恩恵によって
この清き食を受く
つつしんで食の由来をたづねて
味の濃淡を問わず
其の功徳を念じて
品の多少をえらばじ
「いただきます」
食後観
われ今 此の清き食を終りて
心ゆたかに 力身に充つ
願わくば 此の身心を捧げて
己が業にいそしみ
誓って 四恩に報い奉らん
「ごちそうさまでした」